24 暑熱対策 新潟競馬について1週目

2024/08/04

☆備忘録

t f B! P L
 今週まで新潟競馬7Rから12Rを取り扱う事になります。この機会をせっかくだったら目一杯楽しんでいただきたいので、このような記事を作りました

 まず最初に「未勝利・条件戦・特別戦・OP以上」について馬券的な観点から解説します

 JRAの全競馬場に共通する基本傾向なので、覚えておいて損はありません(上級クラスの注意点まで先週と共通の内容です。以降は今週に合わせた記述です)

・新馬戦と未勝利戦

新馬戦だけが、のちのGⅠ馬と未勝利で終わる馬が一同に会して走っているレースです。よって異常な人気に推される馬は基本逆らえず、的中しやすいが配当も低いのが基本傾向です。

未勝利戦とは「一度も勝った事のない馬」同士の戦いで夏のローカル開催(新潟・小倉開催)の終了で番組がなくなるため「文字通り生き残り戦」です。枠順や戦法、展開の有利不利や馬場の不利を嘆いている余裕は全くないため予測不能のレースとなりやすく、荒れやすいというか予定調和のレースとなりにくい傾向です。リーディング上位騎手(全国だけでなく開催リーディングも大事)を手配するという事はそれだけ勝負度合いも高い事の表れなので頼りにはなる点ですが、あくまで気休め程度と心得て、予想は絞らず幅をもって対応が基本です。

・条件戦と条件特別・特別戦

以前に比べてよりシンプルに、生涯勝利回数で1勝、2勝、3勝クラスと分けられています。一度上級に昇格すると降格できないため、長い目で見ると未勝利と同様のサバイバルが各所で緩く繰り返されています。
体調や成長の問題で出世が遅れていたが才能は重賞超級、という馬が連勝でクラスの壁を抜いていく事がありますが、特にダートは足元への負担も少なく才能がダイレクトにレースへ反映されやすいので一般的によく機能する馬券術です。連勝が止まるまで狙うのは王道です

「平場・特別」などと条件戦を区別する単語を耳にする機会も多いかと思います。「平場」というのは特別戦以外、です。
「特別戦」とはレースタイトルがついているレースで、事前に名指しで登録し、そのメンバーが公開されます。強豪が登録されていると回避して別条件(平場)に回るという事ができるので自然とレベルが上昇しやすく、賞金も付加があったりと良い側面もあります。予定調和でレースが展開しやすく、予想が機能しやすいレースと言う事ができます。馬券的に重要な点は「特別戦は減量が適用されない」事。減量は平場、未勝利、新馬に限定されるのは大事なポイントです

・上級(3勝クラス以上)レースの注意点

別定、定量、ハンデといった表記を見かける事があると思います。定量は定められた斤量を負うという事で理解しやすいですが、他は斤量にばらつきがあります。

「別定」とは多くの場合、生涯獲得賞金に応じて「~万円獲得ごとに1キロ増」といったルールが設定されている事を指します。賞金を多く獲得している=強い馬に相応の負担をかけて能力のダウングレードを図るのが主な目的です。よって別定戦において他馬より斤量の重い馬は「強い馬」だと認識して問題ありません。他馬と大きな差が開くなら出走回避するのが普通なので、図抜けて強い訳でなく「周囲よりちょっと実績↑」と把握してください。負っている馬が良い成績を出しやすい傾向です

「ハンデ」(今週の発売レースで「H」がついてる)とは、特にJRAにおいてはハンデキャッパーという審査員が出走メンバーの能力平準化を目的に斤量の軽重を決めて負わせるレースの事です。重い斤量を負う馬はもちろん強いですが「不利を負わされている」状態なので過信できない状況です。展開・枠順など実績以外の要素が決定打となって決着するレースが多くなり、荒れやすいというより実績馬を実績通り過信しづらいレースと言う事ができます。馬券的には手広く構えないと不的中となりやすく、しかし配当という形で見返りも多く期待できるレースといえます。

・今週の拡大発売に関する解説

今週の拡大発売では、直線の長い芝外回りコースの王道1600戦や2000戦が組まれています。1800戦も該当します。
直線が長くなると差しがよく決まるように見えるのは「コーナーのキツさと直線の長さを意識して、コーナー部分で全体のペースが緩む」から。
緩んだところで馬群が凝縮しそこからヨーイドン、と始めれば末脚実績のある馬が有利になるに決まっている。前残りは稼いだアドバンテージを盾に残っていくイメージなので、アドバンテージを吐き出せば残るのは難しくなる訳です。

新潟は特にコーナーがきつくアドバンテージがキープしにくい事と、序盤で脚を使うと直線の持続力にマイナス影響が大きいから後方馬絶対優位となっています

今週はダ1800と重賞実施予定の芝1000について解説します

・ダ1800
いわゆるトラック1周コースで、スタートから1角までの距離は389m。そこそこ長いので入りの3Fは時計も速くなりがちでタフさも強いが、コーナーが川崎競馬場と同じくらいキツいため嫌でも速度が落ち、結果道中は緩みやすい。一旦落ち着いたレースを動かすのは相応の勝算が必要なので全体が容易に動くことができず、3~4角も同様にキツいため直線向いての脚比べという構図になりやすい。直線は354mあるので十分勝機があると判断されやすいのも直線勝負を誘発する。
ここまで書くと容易に想像できるように、思っている以上に「先行」脚質が強い。「逃げ」は先手争いの激化し易さが影響してか3着内率は悪くないが、勝率は他の条件に比べて良くない印象。その分番手から5番手以内がとても強いと言える。

馬券検討の要点として「無理のない先行」と「動き出しのキレ」が挙げられそうで、それぞれ「中枠」と「サンデー系」「芝馬の王道血統」がキーワードとして浮かぶ。
条件からは内枠が強そうに思えるが、内の閉じ込めを警戒して先行争いに巻き込まれるケースが多いのか思われる程強くない。むしろ外枠の方が強い印象すらある。この点は「砂被り」と密な関係がありそうなので、ダート内枠実績のない馬は評価を低めるなどの対策で応じる事を考えておきたい。
直線勝負の瞬発力が問われやすい関係か、典型的なダート血統、例えば米系のいかにも速そうな馬とか逆に鈍重系のバテ知らず、末脚体力勝負系といった馬の活躍は少ない。ここは芝の2000戦かなと勘違いするくらい、いわゆる王道血統が不思議なほど強い。シニスターミニスターを筆頭にA.P Indy系は例外的に強い。

距離の話として、川崎1600で前走短距離=今走距離延長になる先行馬を狙うという作戦がうまくいくケースが多いが、新潟1800で同様のケースは少なく、安定感ある成績は前走同距離(±100)。距離短縮の好成績はやはりほとんど見られず、延長は地方馬場の短距離で実績ある馬なら良い成績が出ているイメージ。

・芝1000
JRA唯一の直線レースとして人気が高いがクセも強い。クセの原因はスタートから270mほど少し登り、そこから200m下りという「勾配形状」と「枠の本当の有利不利」があると思う。

勾配形状から最初の1Fは意外に時計がかかり次の2F目は全体最速になりやすい傾向に反映される。ここでつけた勢いを最後まで維持できる持続力は容易な才能ではなく、米欧問わずノーザンダンサー系の血が強く出た血統の馬がとても好成績を収めている。最序盤の反射神経もとても大事らしく、ロードカナロアやファインニードル、マクフィと欧州系のスプリント実績ミスプロが走りやすいのもポイントになる。

枠については直線競馬=普段誰も走らない外枠側がきれいな馬場で走りやすい、という図式から「外枠有利」は言わずと知れたセオリー。だけどその有利さは皆承知の事実なので、スタート直後から全体が外へ寄って走るのが通常の光景。つまり「序盤力を欠いた馬が外枠を引くと不利でしかない」という矛盾した状況が生まれる。外枠に人気の差し馬がおさまったりすれば傾向はより強くなってしまう。この点については他のコースにおいても馬場の有利を活かしてレースの好走を意識する場合は先行力が大きなカギを握るという事を常に頭に置いておきたい。先行力がなければみんなが知ってる有利な場所を通行できる訳がないのである。

今年のメンバーだと例えば⑩ファイアダンサーの前走が外枠の不利を被った可能性を感じる。レース映像では不利を受けたと思えないがオープンな進路は最後の瞬間まで開けておらず100%以上でスパートできていたとは言い難い。今日はボチボチの中枠なので序盤に無理せずとも良い進路が確保できそうに思える。パフォーマンスが前走より上昇しても驚けない。
⑬チェイスザドリームは先行力もあり斤量・枠とも大きな条件変更がないため無難な好走が期待できるのでは、とは思う。不安点は今年の韋駄天Sが並みの時計レベルなので開幕週の高速馬場で時計勝負に対応できるか否かという事。
⑯ディヴィナシオンは先述の不利を受けやすい状況なので注意が必要と思われます。

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