24 安田記念

2024/06/02

JRA東京

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掲示した情報

レース概要

 雨の影響をよみ切る事と香港遠征馬の実力判断が非常に難しい。天候の話は気にしすぎてもリアルタイムの状況に対処するしか方法がないので(うっかり考えてしまうが)考慮しない事にする。それぞれの馬がどのような展開で強みを発揮できるのかを把握しておけば、想定に合わせてそれらを厚く評価するだけ。

 香港馬の実力と特徴を正確に把握するのは難しい。日本のタイム計測と国際基準が異なる事が問題を難しくするが、馬場の問題を置いておいておおむね1.2秒速いタイムを持っているとみなす事ができるらしい。この切り口で⑦ロマンチックウォリアーを見ると1200mで67.8秒、1400mで120.2秒を切るタイムを持っている事になる。⑮ヴォイッジバブルも1400mを120.1秒3着があるが、これらのタイムと1400で同等以上のタイムを持っている日本馬は実はごく一部(記録上は③と⑱、他の分析から同等の時計処理能力を実績から持っていると判断できるのは②⑤⑩⑰まで)しかいない。まあ⑮は昨年香港マイルで⑤⑩⑰に先着している訳だからここまで細かく見なくても実力は理解できる。⑦が2000や2400を主戦場にしているのに全くそん色ない時計対応能力を持っているという点は要注意事項だと思う。
 そのうえで⑦⑮の特徴を細かく分析していくと「前半緩く後半のあがり勝負に強い」という事が見えてくる。具体的に⑮は香港マイルであがり800mが45.95秒だし⑦もドスローの23年QE2世Cの数字ではあるが、800mを45.5秒で処理できる実績が出ている。⑤がマイルCSを勝った時のあがり800mが45.15秒、2着⑩が45.7秒だった事を考えるとなかなか恐ろしい数字である。

 香港勢を負かす可能性を見出すなら「前半からとばして流し込む」レースが必要となる。今日の馬場傾向が先行優位と出ていればいよいよそういうレースになる可能性も高くなり、そういう質のレースに強い馬を狙っておいしい事になる。ただし雨がやっかいな存在で、降れば降る程通常は末脚重視の流れになる。降りきって水をしっかり含む馬場になればまた前半飛ばし型が有利になるのだが…

 香港勢に先着できる馬をピックアップしながら、その馬がどういう質のレースを好むのかを書いておきたいと思う

②ガイアフォース 長岡 前半とばし特化型

昨年の天皇賞秋を基準に分析すると前半1000m56秒、あがりを35.0でまとめて91秒フラットというとんでもタイムが算出される。実際はこんなペースで飛ばす先行馬がいないのでありえないとしても、どれだけ前半特化型かが分かる数字。実際フェブラリーSは空前のハイペースを初ダートながら流れに乗り切り2着してみせたのがその証拠。骨折明けは気にしても影響を把握しきれない。展開が合うと判断できるなら狙わない手はないと思える存在

③レッドモンレーブ 横山和 末脚のキレ特化型(一応こちら分類

馬自身の魅力は動き出す瞬間の鋭さ。狭い意味の瞬発力の鋭さが武器なのだがゲートに難を抱えていて戦績が安定しない。時計処理能力も前半とばし型をしっかり捕える程の実績を持っているが、その展開で惜敗続きなのが分類を難しくさせる。ドスローを香港勢の後ろからまとめて差し切れる可能性はこの馬くらいしか感じないのでこちらの分類とした

⑤ナミュール 武豊 末脚特化型

ドバイをみても香港をみても、自身に向く展開があったとして香港勢より前に出られるとは思えない。もう少し時計対応力があるのかなと考えていたが前走でそれが難しい事がはっきり見えた。③⑦⑮→③⑦⑮→⑤という買い方で使うイメージ

⑩ソウルラッシュ モレイラ 前半とばし型希望

末脚型のレースになると惨敗。それは見えている。⑪⑫②④⑥がどれだけ前を引っ張ってくれるかが問題。香港マイルは最ももったいない競馬だった印象で、⑮にびっしりついていく競馬をしていれば前にでられた可能性が高かった。それを意識して今日は⑮を外に張らせるイメージでレースをしそうな点も好印象が持てる。展開さえ間違わなければ良く機能する軸馬になると思う。池江きゅう舎は高齢馬の成績が非常に良い。騎手は馬のタイプを選べない(タイプによって成績の良悪はある)が厩舎は長い間その馬に携わるのでタイプを決めてしまいやすい。騎手と厩舎の相性の正体はこういう部分の表出といえる

⑰セリフォス 川田 末脚特化型希望

ナミュールに近いけど牡馬らしく体力勝負の時計上昇にも対応はできている。昨年のマイルCS惨敗原因はレース展開が不得意に振り切れたから。その意味ではやはりもろい存在とも思える。前走は結果が出ているようにみえるが、マイルCSとほぼ変わらない時計内容だった。このレベルだと末脚特化じゃないと実力は出し切れない。中内田師は若い馬ほど成績が良く高齢馬は成績低下が顕著。ダイワメジャー産駒も同様の傾向が顕著で5歳となるとデータ的には非常に厳しい…

⑱ダノンスコーピオン 戸崎 前半とばし型希望

実績的には何も足りていないのだが、NHKマイルCは明らか前半に偏ったレースだった。長い事不調だったが今年春の安田厩舎解散に伴って福永師へ管理が移行。うまいとか下手とか以前に不調馬の復調には環境の変化が刺激となるケースは多く前走のこの馬は久しぶりに「らしい」レースだったし、大外をスムーズだったらもう少し面白かったと思う。全盛期の復調に期待して挙げてみた

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