23 アルテミスS

2023/10/28

20**クラシック JRA東京

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掲示した情報

レース概要

 賛否・好悪あるだろうが、日本の馬産界をリードするのはノーザンファーム。傘下にはサンデーR、シルク、キャロットFと有力クラブ馬主を抱え、これら所属の馬が毎年クラシックの主役を務める事も当然のなりゆきになる。ここからは批判覚悟で論を展開するが、優秀な競走馬を、現役寿命が非常に短く消耗も激しいその資産を、潰し合いで無駄遣いする事を極力避けたいと考えるのは所有者なら当然の論理になると思う。特に2歳というデリケートで選択肢も多く、将来に期待値の高い時期ならなおさらだ。その結果、有力馬の使い分けという事態が2歳Sではよく起こる。デビュー戦もしかりだ。それでも分散化には限界もあり、きゅう舎や他の個人馬主の行動までコントロールはしきれない。そうしてデビュー戦や各競走に強烈なレベル差が発生する。レベル高い競走を勝ち抜いた馬はやはり優秀。2歳戦を考える時、絶対切り離せないのが「その仔達が走ってきたレースレベルの高低」。それさえ見極められれば、未来のGⅠホースと重賞出走すら今後は叶わないかもしれない馬が同時に走っている2歳戦は「当てやすく儲けやすい」レースになる。
 今回あえてこのような話を長くした理由は、今日も含めて有力馬が集まりやすい2歳戦がいくつかある。先日のサウジRCもやや当てはまる。この時こそ、レースレベルの見極めが機能しやすいので紹介させていただいた。各馬を解説する中で、レースレベルの見極めを解説していきたいと思います。

①ライトバック 浜中 キズナ>豪デインヒル>欧ミスプロ系

例えばこの馬は優秀そうなデビュー戦の数字を出しているので一見買えそうに思える。末脚の威力は本物、とくにラス1の決定力は群を抜いていた。1800での話だけど。しかしメンバーのレベルが高いとは言えなさそう。単純にノーザンF(NF)の出走馬が1頭、しかも惨敗。この馬はレイクヴィラの出身で、その前身はメジロ牧場。NFとは友好的子会社な関係なので出身は△。今日は余程末脚の決定力を要求される展開となれば出番も見込めるが、あまり勧めたいと思わない。末脚を発揮する前にレースが終わるイメージ、かな

②ショウナンマヌエラ 石橋脩 ジャスタ>シンクリ>スペ(スカーレット牝系

逆に地味な数字から軽視されそうな戦績のこの馬はレベル高いレースを2つくぐって鍛えられている。新馬の2、3、4着は勝ち上がり内2頭は2勝もしくはそれに準ずる成績でファンタジーSへ出走予定。前走は勝ち馬が強すぎたという評価で他のメンバーにはしっかりやれている。新潟2歳Sは通常末脚優位のレースで不利脚質でもある。しっかり高く評価しておきたい1頭。母系は社台の根幹牝系。

③ニシノコマチムスメ 幸 ルーラー>ディープ(ニシノハナムスメ>キングヘイロー

NF4頭うち大駒1、社台1、ゴドルフィン1の開幕近辺、王道条件、多頭数の新馬を勝ったこの馬もレベル高いレース出身。開幕近辺は重要なキーワードで、馬場がきれいな条件を期待できるためどの陣営も出走させたがるレースになりやすい。必然的に多頭数になりやすいが、これが少頭数だといよいよ評判馬が出走して回避された可能性濃厚。その評判馬を倒した勝ち上がりであれば一目置く必要がある。ここはサリオスの全妹サフィラが注目された1戦。キャロットからも出走させるくらいなので評判先行かもしれない。そのキャロット馬と同じ最速あがりを1馬身前受けから繰り出して0.1秒しのいだ内容は一定評価できるが、ラス1が11.7のところを0.3秒くらい詰められた内容なので末脚持続力を高評価できない。始動の脚は素晴らしいので直線短いコースや短距離で良さを引き出せそうに思う。

④チェルヴィニア ルメール ハービン>キンカメ(チェッキーノ>サンデー

今日のNFの本命駒。Jを見るだけなので判りやすいw新馬はサウジRCで敗れたものの牝馬ランクトップの呼び声高いボンドガールに0.1負け、後続は0.5秒突き放す。もちろんの巻き返しで未勝利勝ち。自己条件から固める選択肢を取らないから自信はあるらしい。調教師は兄ノッキングポイントも管理の木村師。東京・ルメール・木村と並ぶと猪鹿蝶くらいの威力がある。サンデーRがついて四光かw

⑧サフィラ 松山 ハーツ(サリオス全妹>欧ニジンスキー系>欧デインヒル系

デビュー戦は確かに内ラチへ寄せられる不利があり、しかし着順を覆すとは思えなかった。1,2着に対して直線入り口での立ち遅れが目に付き、そのもたつきが不利を誘発したとも言える。2戦目はさすがのレースだったけど、他のレースで末脚鋭いタイプでない馬があがり時計が遅くなりやすい内2000コースでサフィラと0.1秒しか差のない末脚で勝てる馬場なので、あれくらいの数字「しか」と見る事もできる。中心視できないどころか、評価もあまりできない。人気とは全くバランスしない。

⑨スティールブルー 荻野 ルーラー>スマートファルコン>米ヘイロー系(近親ワンミリオンス

フルゲートでNF御三家もそれぞれ出馬、他の牧場からも例えばチャンピオンズとか社台白老とか骨っぽいところから出馬していてレベル高い新馬戦出身。ドスローの多いデビュー戦であがり時計やラップは見掛け倒しに終わるケースも少なくないのだが、この馬の32.9は当日の3勝クラスでペースの速さが桁違いといえども、14番手から記録した33.1が2着。末脚偏差値が非常に高い。ラス1が11.3も合格。狙わないと損なくらい良い実績を持っている。②③④⑩ほどではないかもだが。

⑩ラヴスコール 横山武 ドゥラメ>欧In Reality系>欧ネヴァーベンド系

メンバーレベルも⑨並みだが、直線入り口で一呼吸待って外へ進路チェンジ→ラス1で0.3秒は差があったところをクビ差捕らえた。そのラス1は11.3。ヤバい。後続とは0.6差。激ヤバい。ドゥラメンテと聞くと寒気するがw欧系母と特に相性良く、ネヴァーベンド系はタイトルホルダーで実績あり。距離に疑いは全くない。

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